こんにちは😊茨城県龍ケ崎市にあります、矢野紫ピアノ教室です。

私のピアノにおける長年の悩みは、手がとても小さい事です。

身長が145センチ、靴のサイズ21.5センチの私。手が大きいわけがありません。

1オクターブは1~5の指で届きますが、1~4番の指で掴む事は出来ないのです。

高校生くらいからだんだん1オクターブが届く様になってきたのですが、

それ以前に弾いてた曲は全て1オクターブはタラン♪とアルペジオに。。

トルコ行進曲の、ラシド~♪の所までタランタラン♪は屈辱でした💦なんか違う感満載で💦

また、手が小さいと音量にも悩みがありました。

手はストレッチしたり、練習していけば、ある程度は柔らかく開く様になってきます。

でも、もともと大きい手の作曲家の曲は弾けないんです。ラフマニノフとか、ブラームスとか。手を極限まで開いたままの連打は手を痛めてしまいます。そうした事実になかなか納得出来ず、無理した選曲をしていた時もありました。

でも今は、体が小さいのに頑張ってて凄いと思われるより、音楽自体が素敵だなと思われたいと思っています。

迫力のある曲はなかなか弾けませんが、自分の手でも弾ける繊細な曲を選ぶ様にしています。

私の手には、モーツァルト、シューマン、ドビュッシー、フォーレ、ショパン（曲による）、

ベートーヴェン（これも曲による）が比較的弾きやすく感じます。

あと、小回りは効くので、そういった曲も良く弾きます。

手の大きさを考えて曲を決めているつもりですが、たまに弾いてからお蔵入りする事も。。

最近練習して届かなくて駄目だった曲は、プーランクの3つのノヴェレッテ。

素敵な和音が全然届かなくてオシャレな曲が残念な事に。。😭悲しい😭しょうがないけど。

まあ、無いものをねだってもしょうがないのです。練習だけでは手に入らないものもあります。現実を受け止め、自分の持っている物を最大限に活かす事に力を入れれば良いのだと思ってます。

いや💦と、言い聞かせてる方が正しいかな。まだたまに不平等さにモヤモヤしたりするし、

大きい手への憧れはずっとなくならないと思いますが、子供にピアノを教える時は私だからこそ分かることもあります。

小さな手の子供目線で教える事が出来ます。これは、ラッキー🤞だったかな。

もし、音大に行きたいけど手が小さくて迷っているとしたら、大変さもあるけれども

自分の後悔ないように進路を選んで下さい。自分が輝ける方法を見つけて下さい💕

私は、手の事で音大に進む事を辞めていたら、後悔していたと思います。

小さな手でもピアノを楽しむ事はいくらでも出来る！というお話でした😊

ピアノの悩み